ソーイング本の型紙を別の紙へなぞって、「きれいに写せた!」とほっとしたのに、布の上へ置いたところで手が止まる。
「どちらが前?」「わはどこ?」「この印も必要?」と迷ったことはありませんか🧵
型紙は、服の外側の線だけを写せば完成ではありません。布へ置く向きや、パーツを合わせる位置まで残しておくと、裁断の時に迷いにくくなります。
先日のオンラインレッスンでも、Nさんと前身頃・後ろ身頃を写しながら、線以外の情報を一つずつ確認しました😌
今回は、その内容を初心者さんが見返しやすい5つに整理しました。
線だけでは、型紙の「使い方」が残らない
型紙の外枠は、服の形を表す大切な線です。
でも、外枠だけでは、布のどの向きに置くのか、どこを折り目へ合わせるのか、別のパーツをどこまで付けるのかまでは分かりません。
線は合っているのに、その先へ進めない。初心者さんには意外と多い止まり方です!
型紙を写す作業は、線をなぞるだけでなく、あとで自分が使える説明書を作る時間でもあります。
型紙へ残したい5つの情報

今回のレッスンで確認したのは、次の5つです。
- 布目線
- わ
- 合印と、その横にある注釈
- 作品名・パーツ名・前後
- サイズ
1.布目線
布目線は、布の糸が通る向きに合わせて型紙を置くための目安になりますよ。
身頃だけでなく、襟や袖などにも書かれていることがあります。見た目だけで向きを決めず、型紙に示された線を一緒に写しておきましょう。
2.わ
「わ」は、二つ折りにした布の折り目へ合わせる場所を示します。
前身頃と後ろ身頃のどちらを「わ」にするかは、作品によって同じとは限りません。写した型紙にも残しておくと、布へ置く時の取り違えを防ぎやすくなります。
3.合印と注釈
合印は、二枚の布を合わせる位置や、パーツを付ける位置の目安になる印です。
すべての印を同じように扱うのではなく、まず注釈が付いた大切な印を見落とさないこと。何のための印なのかも一緒に書くと、あとから見返した時に意味が分かります。
4.作品名・パーツ名・前後
型紙が増えると、形だけでは「何の型紙だったかな?」となりがちです。
作品名に加えて、身頃・襟・袖などのパーツ名、前か後ろかも書きます。似た形の型紙が重なっても、自分で見分けやすくなりますよ☺️
5.サイズ
同じ作品を別のサイズでも作れば、よく似た形の型紙が増えていきますね。
写したその場でサイズを書いておけば、次に使う時も迷いません。線の色や太さだけを記憶に頼らず、数字を残しておくのが安心です。
切り落とす場所の文字は、線の内側へ移す
型紙の端に大切な注釈があると、そのまま写しても紙を切る時になくなってしまいます。
レッスンでは、パーツを付ける位置の説明を、切る線より内側へ移して書きました。
大切なのは、元の文字を一字ずつ同じ場所へ写すことではなく、型紙を切った後にも意味が残ることです。
型紙を切る前の見直し
写し終えたら、元の型紙を外す前に次を見直します。
- 作るサイズの外枠を最後まで写したか
- 布目線と「わ」が残っているか
- 必要な合印と注釈を写したか
- 作品名、パーツ名、前後を書いたか
- サイズを書いたか
記号の形や意味は型紙によって違うため、その型紙の凡例や作り方説明を優先してください。
このひと手間があると、別の日に作業を再開する時にも「どこまでやったんだっけ」と慌てにくくなります。

まとめ
型紙は、外枠の線に加えて、布目線・わ・合印と注釈・パーツ名・サイズまで残しておくと、あとで使いやすい一枚になりますよ。
一度で全部を覚えなくても大丈夫です。元の型紙を外す前に5項目を見直すところから始めてみてください!
丁寧に作った型紙は、今回だけでなく、次の一着を作る時にも自分の味方になります🌷
次は、裁断する線を選ぶ前に、型紙に縫い代が入っているかを確認するポイントもあわせてどうぞ。

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